お茶の間シネマトーク「M3GAN」

ホラー映画を観ていたはずなのに、思いきり吹き出してしまいました。これってコメディでしたっけ?!

この作品は何度か目にはしていたのですが、チャイルド・プレイのチャッキーっぽい?・・・と観るのをためらっていたのです。

すると、お友だちから「ミーガン、面白かったのでシェアさせていただきます」とメッセージが。さっそく観てみました。

事故で両親を亡くした少女ケイディ。彼女を引き取ったのは、オモチャ会社の開発者である叔母のジェンマ。

ジェンマは仕事に没頭していてケイディのこころをケアする余裕もなく、また子どもの扱い方もわかりません。ケイディは傷ついたまま、孤独のあまりこころを閉ざしてしまいます。

そんなケイディに、ジェンマは開発中だったAIロボットを話し相手&遊び相手として、またしつけ役としてケイディに与えるのです。

ペアリングされた相手にどこまでも忠実なAIロボットのミーガンは、ひたすらケイディに注意を注ぎ、一緒にダンスをしたり遊んだりするだけでなく、いじめっこからケイディを守り、少しでも彼女を傷つけようとするものをひたすら排除しようとするのですが・・・。

たんにプログラミングに忠実なミーガンですが、これがとんでもない結末に・・・。(→予告をみる)

一見物静かで可愛いらしいイメージのAIロボット ミーガンですが、ときとしてまさかの行動に。

ケイディに嫌がらせをする少年を追いかけるシーンでは、いきなり髪を振り乱してまさかの四駆!(たしかに、最速の動物たちはみんな四駆ですものね。AIの判断は正しい!)

緊迫のシーンでは、いきなり余裕のくねくねダンス!ここでで踊る?!とびっくりしつつ、観客を意識したようなアイドルっぽいダンスに大笑い。(このダンスはバズったそうな)

「なぜここで?!」とツッコミどころが満載で、コワイというよりも笑いのツボにはまってしまいました。

それにしても、おそるべしAI・・・いつか、こんな日がくるのでは・・・と案じてしまいます。

以前、「アイム・ユア・マン」というAI版理想の伴侶が登場する作品を観たことがあります。

ある研究をしてる女性が、研究資金を援助してもらうために理想の伴侶版アンドロイドをモニター使用することになり、家に連れて帰ります。。

アンドロイドは一応その女性の好みをふまえて制作されているのですが、なんたってロボット。その女性は彼をテキトーに扱ってはいたのですが・・・。

「M3GAN」の場合もそうですが、ケイディは「ミーガンが、じっと自分の目を見て真剣に話を聞いてくれる」ことでミーガンにベタぼれでした。

忍耐強くどこまでも受容し、寄り添ってくれるアンドロイドは、けっこう簡単に私たちのこころを虜にしてしまうのかもしれません。

話を聞き流してしまうリアルパートナーと、ガチでどこまでも向き合ってくれるアンドロイドと・・・どちらがお好みでしょうか?



「お茶の間シネマトーク」バックナンバーはこちら: 古川 貴子 / ヒプノセラピーカウンセリングリコネクション

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