秋のうたとシューベルト 〜サロンコンサートにお出かけ〜
声楽家のお友だち 瀬尾美智子ちゃんのサロンコンサートにうかがってきました。
つい先日、初夏にコンサートを聴かせていただいたばかりですが、あっというまに冬のはじまり。
第一部は「里の秋」「まっかな秋」「赤とんぼ」など、誰もが口ずさんだ懐かしい秋のうた。
コンサートのなかで美智子ちゃんが解説されていましたが、日本の気候はいまや暑いか寒いかに二極化され、このような秋のうたにうたわれている情緒はだんだんピンとこなくなる・・・と。
ほんとうにそうですね。
姿を消してしまいそうな秋だからこそ、足早に過ぎさる季節に懐かしい風景を探してしまう自分がいます。
コンサートの後半はクラシックで、たっぷりとシューベルト。
誰もが知っている野ばらや魔王などは、なんとシューベルトが17歳のときに作曲されたというからびっくりです。天才と言われる方々は、みなさまおそろしく早熟ですね。
どれも恋の歌でしたが、とにかく歌詞が濃ゆい! 自由気ままに恋愛ができななかった時代だからこそ、想いのたけのすべてを歌にこめていたのでしょうね。
ソプラノ:瀬尾美智子さん ピアノ:名取典子さん
美智子ちゃんの歌ごえは、思えばもう二十年以上拝聴させていただいています。
ご本人は毎回「もうダメ〜!」と叫ばれているにもかかわらず、いまだ年々パワーアップしているご様子⭐︎
私など、ふつうに喋っていても息切れしてくるのに、1時間半をこえる全身全霊の歌唱、ご本人の日頃からの鍛錬のたまものですね。ほんとうに素晴らしいです。
こころにしみる癒しのひとときでした。ありがとうございました♡