気づきの日記「人生に流れを作りだすには 〜ドミノを楽しむ〜」

軽やかなリズムを刻みながら、パタパタと勢いよく進んでゆくドミノ倒し。

それはいっさい躊躇することも迷うこともなく、思いきりのいい前進のしかたです。

たどり着く先がどこであるのかも知らず、自分で舵をとることもせず、進む速度もおかまいなし・・・ただ用意されたコースを潔く前進してゆきます。

ドミノ倒しには、コントロールや努力、方向感覚や目的地への心配が一切不要です。

ただ流されゆくまま、進むがまま進んでゆくだけです。

私たちの人生も、このドミノの流れのようなものかもしれません。

頑張りや努力は不要で、方向について迷ったり躊躇することもなく、ただ流れるがままに勢いよく流れてゆくだけで・・・ついには自動的に目的地にたどりついてしまうのです。

人生のドミノ倒しについて、もし大切なことがひとつあるとしたら、それは「ドミノのコマをひとつひとつ正しくセットする」ということです。

コマがあっちに向いたり、こっちにずれたりしていたら、流れがとたんに頓挫してしまうからです。

美しい流れを作りだすには、コマのどれもが同じようにきっちりとセットされていることが大切なのです。

このコマのひとつひとつが私たちの毎瞬であるのなら、そのひとコマひとコマにおいて「自分が正しくあるように」してあげることです。

「正しい自分であること」、それはエゴに乗っとられたニセモノの自分ではなく、正真正銘のホンモノの自分でいることが求められるのです。

私たちがここにいるたったひとつの目的は、じつは「100%ほんとうの自分を取り戻すこと」、それだけだからです。

ほんとうの自分・・・それはココロが喜んでいる自分。

喜びで広がって、愛や安らぎ、楽しさがあふれている自分。

それはそんなに難しいことではなく、ただ日々の暮らしのなかでささやかなことにこころが喜んだり、愛を感じたり、感謝があふれたりして、自分自身が花が開くようにふんわりと広がっている状態のことです。

ふんわりと広がっている自分、ぎゅぎゅっとちぢこまっている自分・・・この違いがわかりますか? 一日の時間のなかで、どちらの状態を多く感じているでしょうか?

もしぎゅぎゅっとなっているとしたら、それはほんとうの自分の姿ではありません。

自分のこころに喜びや愛や安らぎ、楽しさが感じられていれば、それはいつも正解となり、自然と正しい方向へと導かれ、そしてその勢いはましてゆきます。

その状態でいれば、自分のこころが喜ぶゴールへと自然に導かれることができるのです。

自分であることのなかには、ミラクルなちからが溢れています。それこそが、ほんとうのちからです。

それはまさに魔法の杖とも言えるし、すべての扉を開ける鍵、答えでもあるのです。

自分にとって、ひとつひとつのドミノのコマを正しく並べるということは、毎瞬毎瞬正しい自分自身でありつづけること・・・こころが喜びで満たされ、、愛や安らぎ楽しさが自然とわいてきて、満たされている状態ということです。

すると、なめらかに進んでゆくドミノのコマのような潔さ、軽快さ、勢い、パワーを作りだすことができます。

自分が喜んでいない、愛や安らぎ、楽しさがない・・・と感じるならば、いったん立ち止まって、自分のこころが酸欠になっていることに気づいてあげましょう。

そして、今、何を求めているのかを尋ね、小さなことでもそちらに舵をきるようにしてみましょう。

それは、たった今、一杯のおいしいお茶をいれてくつろぐ時間をとることかもしれないし、誰か気のおけない友人とたわいもないおしゃべるを楽しむことを自分に許してあげることかもしれないし、仕事の手を休めてただぼんやりするひとときをもつことかもしれません。

自分が正気に戻れる小さなことをしてあげましょう。自分に無理じいをするのではなく、気づかってあげましょう。

一瞬一瞬「正しく自分であること」が、自分を喜ぶべきところへと流れが運んでいってくれます。

私がするべきことは、正しく自分であること・・・。

あとは、ただドミノの流れに身を任せて信頼し、リラックスして旅を楽しみましょう。

きっとその景色は、いつもこころを満足させ、楽しませてくれることでしょう♪



「気づきの日記」バックナンバーはこちら: 古川 貴子 / ヒプノセラピーカウンセリングリコネクション

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