お茶の間シネマトーク「スコセッシさんとデ・ニーロさん祭り」

春めいてきて、メッチャ眠いです🥱

とくにビデオを観ていると、やたらよく眠れます。

しかし、絶対眠りにおちない作品があることに気がつきました。

それが、マーティン・スコセッシ監督とロバート・デ・ニーロさんの主演もの。これは寝落ちするヒマもなく、最後までお目めパッチリ、アタマもさえざえ。

そこで只今、絶賛「マーティン・スコセッシ X ロバート・デ・ニーロ祭り」開催中です。

まずは、「ケープ・フィアー」(1991年)。

14年もの歳月を刑務所で過ごすハメになったのは、弁護士が自分のために全力を尽くさなかったからだ、と信じこんだ男が、弁護士への復讐にすべてをかける物語です。

字を読むこともできなかった無学な男が、刑務所での14年のあいだに復讐の策を練り、知識を身につけ、体を鍛えまくり、不死身でインテリで、最強のサイコへと変身し、ついに出所します。

そして、目にみえぬ静けさで弁護士の家族を崩壊させてゆくのです(ああ・・・こわ😱)。(→予告をみる

去年「ディア・ハンター」を観たときにも書きましたが、わたしは穏やかなおじさまルックのデ・ニーロさんしか観たことがなかったので、この全身タトゥーのむきむきサイコ男にのけぞりましたよ。

メッチャ凶悪なのですが、不思議と魅力的でもあります😅

16歳の娘役でジュリエット・ルイスが出ているのですが、こちらもなかなかの存在感です。

次に見たのが、「タクシードライバー」(1976年)。

ベトナム帰還兵である青年は不眠症に悩まされ、夜のNYでタクシードライバーとして働きはじめます。

しかし、彼のこころのなかは世の中に対する怒りが膨らむ一方で、憧れだった女性から袖にされたことで一気にタガがはずれてしまいます・・・。(→予告を見る

これだけのコトを起こす勇気と情熱があるのなら、この青年にはもっと別の道があったでしょうに・・・😅

20代のデ・ニーロさん演じる怒りをためこんだ繊細な青年は、冷めたなかに止めがたい狂気がにじみ出ていてゾクゾクいたします。ぜひ老年のデ・ニーロさんにも、再び狂気を演じていただきたいものです。

16歳の娼婦役、あとで気がつきましたがジョディ・フォスターさんでした。若いっ😆

そしてさらに、スコセッシさん X デ・ニーロさん祭りはつづき、「カジノ」(1995年)へ。

このデ・ニーロさんは、私が知っている頃のお顔つきです。

もう何人殺されれば気がすむの?というぐらいゴロゴロ大量に人が亡くなりますが、実話をもとにしているそうです😅

ラスベガスのカジノをめぐり、そこに登場する人間関係の駆け引きにドキドキする作品でした。デ・ニーロさんの狂気を楽しむというよりは、その狂気のなかをサバイバルするデ・ニーロさんが楽しめます。(→予告をみる

3時間ほどある作品ですが、こちらも寝落ちすることなく、さすがスコセッシさん X デ・ニーロさん!

この3本のあとに、他の巨匠監督さんの作品を鑑賞したのですが、始まって20分でぐっすりでした〜😆

もうしばらく、スコセッシさん 、デ・ニーロさん、それぞれの作品を楽しんでみようと思っています〜🥰



「お茶の間シネマトーク」バックナンバーはこちら: 古川 貴子 / ヒプノセラピーカウンセリングリコネクション

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